2015年に和歌山県で44年ぶりの国体が開催されることになっている。このような国内の全国大会や、世界に羽ばたくような選手を発掘しようと、和歌山県が動き始めて3年目になる。
県内の小学3年生の児童を対象に、体力測定を行う。もちろん希望者のみであるが、数百人が参加し、最終40人程度に絞り込まれる予定。体力測定の種目は、50m走、10m走、立ち幅跳び、ソフトボール投げ、反復横跳び、反応テスト、長座体前屈となっている。
末娘がちょうど3年生のため、県内の同学年の児童がどの程度の数字を記録するのかと興味もあり、「受けてみる?」と尋ねてみたところ二つ返事で「ウン!」と言ったため、本日出かけることにした。
3年生と言えば、ゴールデンエイジにさしかかる年齢。されど、先の7種目だけで将来の運動能力を見越して、本当にアスリートに成長していくかは未知の部分もあるような気がしないでもない。もちろん、数字的には圧倒的に不合格者が多くなるわけだが、その中から金の卵が誕生する可能性ももちろんある。体力測定では計りきれない身体の巧みさなどは、まだまだこれから獲得される可能性が大だから。
合否に一喜一憂でなく、現時点での成長の“しるし”を見極め、自然体ドリルのモーションバランスやD2ダンス、スパダンと続くトレーニングで神経・筋・回路を張り巡らし、「オッ!」と言わしめるアスリートが成長していくのが楽しみである。