プロ野球日本シリーズは、ジャイアンツが王手をかけた。昨夜TV観戦の方も多かったのでは。
大砲ラミレスが7回センター前ヒットと思いきや、セカンドベースに当りイレギュラーにボールがころがったところ、激走し二塁打とした。今朝の新聞では一塁コーチャーは制止したにも関わらず、ラミレス選手の判断であったそうである。
普段は豪快な一発でファンを魅了するタイプの選手のように見受けられるが、緊迫した日本シリーズの真っ最中に隙あらばといったプレーは、いつも心とからだを準備しているたまものだろう。案の定、後続の活躍はご存知の通り。チームの一員がいつも以上の頑張りを見せることで、周囲に及ぼす影響は計り知れない。
スポーツに限らず、職場や家庭でも、わずかな振る舞い・行動・ほんの一言で、周りの雰囲気をがらりと変えてしまうことがしばしば。自分がやりたいことも大切にしたいものだが、周囲が何を期待し、何をすれば喜んでもらえるかは、より上位に位置するもののような気がする。
ラミレスの心の準備、からだの準備に、そんなことを考えさせられた。