合同練習の時のような優しさや、笑顔ではなく、心地よい緊張感ときらりと光る瞳の奥にきっと小学生たちも、自分たちの近い将来の姿を、感じ取ってくれたのではなかろうか。
五條東の新チームにはティンカーベルズの出身者が2名、他に小学生時代から自然体バレーに親しんでいた選手が、4名いる。いずれも地域で一つか二つ勝つのがやっとのチーム出身者ばかり。しかし中学生になってからの伸びシロが違う。
4回戦では、攻撃の手を緩めず完勝、続く準々決勝では一時8点差を許すが怒涛の攻撃を見せ、一気に16点連取で底力を、ティンカーベルズの選手たちに見せてくれた。これで奈良県ベスト4に進出。いよいよ次週は、決勝まで進みたいものである。間近にいるお姉さん選手が、まぶしく見えた応援だった。