和歌山県のスポーツ界に激震が走った。
高校野球にとどまらず、県内のスポーツ界の頂点に君臨するといっても過言ではない高校。今夏の甲子園でもベスト8に進出し、和歌山県民に元気を与えてくれた。甲子園通算勝利数もトップに手が届きそうになった監督が、練習試合中に選手に暴力をふるい、とりあえず1ヶ月の謹慎となったと全国紙にも報道されている。暴力事件が学校側に知れ渡った理由が、「匿名の電話通報」とも伝えられた。とりあえず事実を客観的に述べたが、これから先どのように受け止めていくか、各人の分かれどころ。
県内でも政治・経済・教育そしてスポーツと、あまり明るい話題が少ないところへ追い討ちのようなかたちになってしまった。しかしこれを契機に、各種競技で何が何でも勝てば良い“目指せ日本一”のスローガンばかりでなく、もっと爽やかな風が吹く気持ちの良い人柄、土地柄にチェンジするきっかけになれば、激震も悪いことばかりではないはず。
今こそスポーツ界が一致団結する時が来たような気がしている。