最新テキスト[基シリーズ]の“動きの基”より、p83のゴロリンバランス。
中学生、高校生ともなると、筋力の発達はトレーニングを上手く行えば、目を見張るものがある。これは『スキャモンの成長曲線』でも証明されている。ただし、正しくそしてパフォーマンスにつながる創意工夫は必要。
腹ばい状態から手足を床から浮かし、本当に腹筋・背筋のみによる筋肉の収縮を繰り返し強化する。連続10回はかなりキツイ。あらゆるスポーツ動作において、腹筋と背筋が瞬時にその働きが入れ替わる交流電流のように、オンとオフが切り換わるスピードが大切。手や足のように動きが大きく、一見修正も簡単なように見えるところの指摘は行いやすいが、腹筋や背筋の動きのような胴体の部分は、選手はもちろん指導者も見抜くにはそれなりの眼力が必要。
小学校入学前から胴体を中心とした動きづくりを行い、中学後半からはこれらの筋力パワーアップを計れば、鬼に金棒。自由度の大きい足さばき、特に手さばき、ハンドリングはあとからでも付いてくるだろう。
ティーンエイジ以後にはおすすめドリルである。