TOSS代表向山氏が、興味深いことを新聞紙上で語っている。それが本日のタイトルの言葉である。氏の教師を対象としたセミナーで強調しているらしい。そしてこうも続けている。
「『9割削って、1割だけにせよ』優れた教師は言葉が短い。何の学習活動をするのか“作業指示”が明確だ。未熟な教師は言葉が長い。作業指示もあいまいだ。」
そして幼児教育の基本についても・・・。
「『ゆっくり、ゆっくりやってみせる』のである。子供はジーッと見ている。何回も見せた後にやらせてみる。もちろんうまくいかない。ここで叱っては駄目だ。励ますのである。褒めるのである。何日かすれば立派にできるようになる。子供は自信がつくし、学び方を学習したことになる。『しかる、どなる』のは教育ではない。子供の才能をつぶす。『ゆっくりやってみせ』、『まねをさせ』、『ほめる』」
言葉については、教師だけでなく指導者や管理職と置き換えても、充分に話しが通じるのではなかろうか。“言葉選び”が重要である。
子供がわからない顔をしていると、ついつい更に熱を込めて長々と説明しがちになってしまう。たぶん子供はますますわからなくなっているのだろう・・・。『ゆっくり、ゆっくりやってみせる』、そう『ゆっくり』がキーワードのような気がする。
2週にわたったバレー塾の反省時に、タイミングよく目に入ってきた。頭の肥(こやし)にしたい話だった。