『基シリーズ』のレシーブ編でもある今回のDVD撮影。前日までのコンディショニングセミナーを受講した者なら、勉強した知識が実際のプレーにどうつながってくるか、きっと分りやすかっただろう。「なるほど!」「あ!そうか」などなど、目に浮かびそうである。
今回のDVD撮影の大きな特長は、今までのようなワンカット数十秒を何度も撮り続けるのではなく、15分や20分以上の長いカットの連続となったライブ中継のような内容である。単なるドリルの紹介ではなく、通常の自然体バレー塾のように理論と技術の詳細な説明がなされている。さわりの一部を・・・。
「パスを行う時、手首を自然体にしておけば指の伸張反射が使えるが・・・手首を背屈位でボールに触れると、この伸張反射が利用できない」などなど。文章では分りにくいが、DVDの完成をお待ち下され。
さらにこのロング撮影で驚くのは、塾頭は全て台本などは無しである。1,000時間以上勉強して引き出しをたくさん持ち、血となり肉となっているエッセンスを20分に集約なさって、ワンカットに凝縮していく。モデルとなった五條東中の選手も、撮影とは言えドリルによってはかなり息のあがるハードなものである。
ボールを使った練習は、する者も見る者も楽しい。そして指導者も大いに出番だと思い、塾頭のように真似したくなるものである。
撮影は順調に進み、4時頃には全て終了。最後まで見終えた者として、やはりひとつの指導に「1,000時間は勉強しろ!」のメッセージが隠されているように感じた。
撮影前、草野塾頭、片山監督そしてディレクターとの打ち合わせ風景。
テーブルにモニターを置き、音声さんやカメラマンもスタンバイOK。2階のカメラともイヤホンで連絡をとりあうよう。
選手のからだを示しながら、詳しく説明する塾頭。それをカメラが撮影。台本なしのアドリブ入り、草野ワールドで絶好調。
セミナーで学んだからだのしくみ、つくりをふんだんに取り入れ、レシーブの技術を解説。そして実際の動き、ドリルにつながっている。内容はDVDをどうぞ!
2階のスタンドからはセミナー+撮影見学組の面々が。この後なぜだかサプライズが起こってしまった(゜o゜)こちらも完成されて販売されるDVDをご覧あれ。きっと驚くやら、あきれるやら(笑)