ライフワークにしているココクラブ。ブログもリンクしてあるので、お暇な時には一度ご覧下され。
クラブの中で希望者数人が、毎週「バック転」の練習に挑戦している。ご存知のように、後方に飛び上がり、両手を突いてはね上がり、再び両脚着地する動作である。体操選手なら基本技のひとつだろうが、球技系の選手ではよほど興味がない限り、習得するには至難なスキルのひとつである。
4月から高2、高1、そして中2の男子選手と、中1の女子選手が、毎週月曜日、練習時間は約20分程度でスタートした。結果を先に言うと、3人の男子選手はほとんどマットの上では成功できる。女子選手においては、すでにマットなしの床の上でもできるようになった。
約10ヶ月、週に1回、それもわずか20分程度の練習である。もちろん4人とも数年間ココクラブで様々なトレーニング経験があり、なおかつ中学・高校では部活動を盛んに頑張っている。
神経系や筋力系などの要素が関わりあってできることには違いないが、スキルの練習としては先の述べた頻度で獲得できた。決して多い練習量ではなく、むしろ時間的な制約もあり、ゆっくりしたプログラムではあるが、新しいスキル・技術を選手が学ぶためのサンプルができたように考えている。色々な運動経験の下地があり、そして継続的な技術獲得練習を行うことで、難度の高いスキルも充分得ることができる。
練習ポイントはたくさんあるが、大きな要素のひとつに、自主的に取り組んで、真剣な中に遊びの要素を織り交ぜることだったかもしれない。
バレーボールだけに限らず、あらゆるスポーツの技術習得のヒントを得る機会だった。