「そうこう」と読む。二十四節気のひとつ。二十四節気とは、立春から一年を24の季節に区切り、その移り変わりを感じながら、いにしえの人々が古文書の中から色々な呼び名をつけている。
確かに二十四節気のひとつひとつを迎える頃、自然の変化を感じとることができる。確かな時計などない時代から、古代の人の自然を感じとる研ぎ澄まされた感覚は、現代人に求めるのは酷な時代になってきた。
露が冷気によって霜となって降り始める頃からこう呼ばれる。楓や蔦が紅葉し始める頃と重なり、立冬までの間に吹く寒い北風を“木枯らし”と呼ぶそうである。あの“木枯らし1号”である。
霜と言えば、天気予報で聞くことが多くなる“放射冷却”。インターネットによれば、『冬季のよく晴れた夜間に放射冷却による気温の低下が発生することが多く、天気予報では放射冷却による低温に注意する旨の呼びかけが行われる。そのため単に放射冷却といった場合には、気象としての現象を指すことが多い。』と載っている。
ところで、「プランクの法則」と呼ばれるものをご存知だろうか?浅学・無知をさらすようで恥ずかしい話だが、全く知らなかった。気象学の法則である。詳しい内容は省かせて頂くが、放射冷却が起こるメカニズムの説明に用いられる。大自然の法則には恐れ入った。
長かった残暑もようやく終わったかと思ったとたんに、季節がスキップをし始め、暦に追いついてきた。お昼の暖かさはありがたいが、朝夕の冷え込みは厳しくなっている。おかげで家中セキだらけ。皆さんも気をつけて下され。