本日からいよいよ夏真っ盛りの土用、と言いたいところだが、昨年に引き続き今年も長い梅雨が続く。週末も雨の予報。来週あたりが梅雨明けか。
土用と言えば真夏と連想される方も多いだろうが、春夏秋冬それぞれの季節にも土用はある。一度、暦の掲載されているカレンダーでご覧下され。それぞれの季節の盛りを土用と呼ぶ。
またまた東洋医学の話題で恐縮だが、土用の中でも夏の土用だけは特別な季節として何千年も前から受けとめられ、生活の中に生かされている。東洋医学の五行説の根本的思考には、木・火・土・金・水があり、それの当てはまる五季として春・夏・土用・秋・冬とある。病を治すテクニックとして、それぞれを用いるのである。
23日(月)は今年の『大暑』。一年で最も暑いとされる日。そして30日(月)が土用の丑。言い伝えによると、江戸時代、街中に多く見かけたうなぎ屋が夏になると売れ行きが悪くなる。そこで当時高名であった貝原益軒に相談したところ、丑の日にうなぎを食する日にして告知せよと教えられたそうだ。その効果が現在まで続いているらしい。
栄養学的に見ても、うなぎには豊富なビタミン類がたくさんあり、夏バテ予防には大変有効な食材となることがわかっている。
8月8日の立秋までが一年で最も暑い季節。
全国予選を勝ち抜いたそれぞれのチーム・学校が集まり、全国大会が開催されるのもこの期間が多いはず。早々に負けたチーム・学校も、夏合宿や夏休みの練習に明け暮れる。負けず嫌いの根性だけでは体調は持たぬ。いにしえの偉人達の知恵を借り、上手に暑い夏を乗り切りたいものだ。根性は正しく使わなければ意味がない。