目が覚める。本日も雨。ベッドから起き上がろうとすると、何となくからだが重い。連日降り続ける雨と湿度の影響だろうかと思ったが、違うようだ。体重を2本の脚にかけて立つと、左右の股関節、すなわちおしりの外側が妙にだるく痛みを感じる。服を着替えようと中腰になった時に、腰にも筋肉痛のような痛みが走る。なぜだろう?
よくよく考えてみると、17日朝、日課にしているジョギングのコースを少し変えてみた。自宅から山を切り開き開発された新興住宅地のメインロード。多くの山沿いの新興住宅地がそうであるように、登り坂が続く。この登り坂を25分程かけてウォーキングした。登り切ったところで今度は同じコース、すなわち下り坂を今度はジョギングした。スピードが乗り、早朝の風を切ってなんとも言えぬ爽快感だ。その時間15分程度。約40分のウォーキング+ジョギングを行った。しかしこれが今朝の筋肉痛に結びついた。
平らな道をジョギングする時でさえも、脚の筋肉は収縮の仕方が変わる。足裏の一部が地面について、全体重が片脚にかかるまでがエキセントリックな局面。再びかかとが浮き始め、足裏が地面から離れる時はコンセントリックな局面。これらの筋収縮の局面がいれかわることを、ストレッチ・ショートニング・サイクルと呼ばれる。平らな道に比べ下り坂を駆け下りた場合、このストレッチ・ショートニング・サイクルがより活発に動くことになり、筋肉へのダメージが多くなる。ダメージが多いことは、筋肉への刺激が高いわけだから、立派な筋トレのひとつになる。ただしアスリートに限りは言うまでもない。
運動不足の者が、いきなり下り坂や階段の下りを駆け下りたりすると、翌日は悲鳴を上げることを身をもって実験(?)した。痛みが現れるのが翌日なら、まだましかも。翌々日になると、かなりの脚腰の弱体化が・・・(笑)