今朝、出勤途中自転車に乗った男子中学生が野球のユニフォーム姿で、大きなバッグを荷台に積み何人もの集団で行き違った。今週末からゴールデンウィークは全国各地で、小中学生から高校大学まであらゆるスポーツの試合、大会があることでしょう。
新入生も加わり、最もにぎやかでフレッシュな感じのする大会が多いような気がする。
スポーツなので、勝ち負けはつきもので「○○が良かったから勝った。」とか「××が悪かったから負けた。」などあちらこちらから聞こえてきそうである。
○○や××の部分に選手名や技術的なことが入ることがあっても、まだまだコンディションの良し悪しが入ることはすくなそうである。 中高大学生は、普段の練習は放課後が多く、学校で授業を受け、給食や弁当を食べ、エネルギーもある程度補給され身体の働き出すサイクルが午後からになっているような選手を最近多くみかける。ところが大会、試合は朝9時開始や午前中の試合もままあるわけで、いつも夜更かしタイプの選手や朝食抜きの選手に、朝から全力を望む方が無理だろう。選手の自覚の無さももちろんだが、そのあたりまで意識することを家庭や指導者に求めること自体がもはや無理なのだろうか。大人自身が24時間の文明社会にどっぷりつかってしまっているのだから。
最近、小中学の校門に『早寝、早起き、朝ごはん』ののぼりを見かけるようになった。PTAの標語である。以前はわざわざ標語にしなくても、家庭で守られていたことだろう。
もう一度、生活の基本の部分を見直すことで、勝ち負けにも影響することはたしかだから。分かりすぎているからこそ、おろそかなはしたくないことである。