4月に入り、入学や就職あるいは転勤となり、ひとり住まいで頑張っている方も多いことだろう。ひとり住まいで最も大変なことのひとつに、食事がある。
特にスポーツ選手や男性の場合、手の込んだ料理は苦手な方も多いのでは。ついついコンビニ弁当やスーパーのお惣菜コーナーに頼りがち。
加工食品中心の生活で、最も不足がちになるミネラルのひとつが“亜鉛”である。亜鉛の不足は味覚障害や精力減退がよく知られているところ。高校生や大学生がスポーツで頑張っても、コンビニ弁当ばかりではスタミナ切れになること間違いなし。
そこで栄養食品の代表『納豆』。どこかの番組で悪者になった感があるが、ダイエットではなくたくさんの栄養素が含まれる食品としては王様である。卵1個とすりゴマ、もみのりをたっぷりかけて食べることで、1日の必要な亜鉛量の半分はとれそうである。
また亜鉛は女性にとっても大いなる味方である。卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモンも亜鉛によって強く働くことがわかってきた。女子中高生のスポーツ選手が生理痛で困っている場合、食品からの亜鉛摂取は有効だろう。亜鉛は小麦胚芽にも多いので、野菜スープにオートミールを入れて食べると、太らずに亜鉛がたっぷり摂れてスポーツに集中できる。
とりあえず満腹になるぐらいなら、20~30年前に比べると現在は24時間いつでも満腹になれる。しかしその反動が必ずあることを知っていて損はしない。すぐに結果に結びつかない食事ではあるが、“基本のき”であることを忘れてはいけない。
午後から東京へ出張。よって明日はひと休み。