明日から3月。新年を迎えたと思ったら、もう2ヶ月が過ぎようとしている。
新年に立てた目標。誰もが大きい小さいは別として、今年はこんなことやってみたい、あんなことにチャレンジしたいと思ったはず。しかし3月を迎える頃にもなると多くは忘れてしまい、毎日の生活に忙殺されてはいないだろうか?
心理学者のヘルマン・エビングハウスは、長期記憶の忘却を表す忘却曲線を研究し導き出した。
人は20分後に42%を忘却しており、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1ヶ月後にはなんと79%を忘却している。1ヶ月後に覚えていたのは、わずか21%という結果がでたそう。
敗戦後の悔しさや悪いテストの結果の後のへこんだ気分、仕事でのミス、次回は頑張るぞ!と奮起はするが、その気持ちを『維持する力』はなかなか困難なよう。
大人も子供も『維持力』或いは『心の持久力』を磨かなければならないようだ。一流と凡人の違いともなるポイントのひとつとも考えられそう。
「初心忘れるべからず」「継続は力なり」先人の言葉を胸に刻み、「絵にかいた餅」にならないよう、気を引き締めたい。