ゼロポジションの続きですが肩関節は人体の関節の中で最も自由度の高い関節です。そのお陰で 頭より高いところに飛んで来たボールや 床面ぎりぎりのボールに対しても腕は伸びていきます。そして自由度が大きいが為に 不安定さに悩まされます。 早いサーブをレシーブする時に両腕で面を作り “きちんとセッターに返球した” つもりですがボールはすでにコートの後ろ遠くに飛んでいることは 皆さんもよく体験されていることとおもいます。
頭ではこのぐらいの角度だろうと 腕に指示を出しているのですが 肩関節の動きが大きく自由度が高い分 不安定さも高く誤差が生じやすくなります。
このプレーのあと指導者が例のごとく 「なにやってんだー!! しっかりしろー!!」 となるようです。 このあたりの理論を少し知っていることで 心の余裕ができると思うのですが・・・
ところで人間の体は「小宇宙」にたとえられます。地球が浮かぶ「大宇宙」と比べ その広がり奥の深さは 決してどちらもひけをとらず わかっていない事もたくさんあるのでしょう。
だからこそ謙虚に学びたいものです。
仕事でも 「自由」を求めれば「不安定」は増し 「安定」を求めれば「不自由」は増します。
国家レベルでも「自由主義」は自己責任のもと何でも出きますが 生活の保障は最低限です。
その逆は 「規制」がかけられ 生活にもいろいろなせいげんがあります。
これらのことを理解している 若者はもちろん 良い年の大人も好くなくないようです。
たかが 肩の話からでしたが とんでもないところまできました。 お許しを!