元気・・・。

 この季節になる想い出すのが、鍼灸師を取得すべき学生時代。初めての脈診の授業にも関わらず、教員と同じように橈骨動脈に触れてズバズバと的確に鍼灸医学でいうところの“証”を当て、取穴する20代初めの女性がいた。ただし、その繊細な感覚の持ち主だからだろうか、ひとりの患者さんを診るたびに、一時間ぐらいベッドの上で横にならなければならないほどに自身の元気をなくす。ベッドの上の彼女が「脈が診られても自分が元気でなければ・・・」と語ったのが印象的に。
 五月病と呼ばれて久しいが、最近は社会人だけでなく、大学生から中学生・小学生までに及ぶとか。希望に燃えて新しい環境に挑んだが、連休を過ぎた頃から元気がなくなり体調不良に。こんな若い人たちに、心身ともに元気を与えられる先輩や指導者ならいいだろうが。“子ども達から元気をもらった”・・・と語る指導者になぜか共感が薄い。色々悩んでいる時に突破口になるヒントという意味だろうか。少なくとも指導者が「嫌なことがあっても元気になる!」と公言することも。
 先の女性のように、本来仕事は真剣勝負だからこそ、元気になるのではなく充実感につながることに。何事も「元気になる!!」のはリフレッシュできる趣味の世界。
[PR]

by kiwatinker | 2017-05-11 05:00 | 一粒百行
line

紀和ティンカーベルズ


by kiwatinker
line