〇〇の御意見番と呼ばれることが。政界の御意見番としては過去にも該当される方は多いが、後藤田正晴氏などは鮮明に記憶。何代にも渡る総理大臣にも厳しい意見や忠告を発した、野武士的政治家の印象が今も。
プロ野球界では「アッパレ!」で名を馳せている、昭和の安打製造機・張本勲氏。芸能界、今ならマツコ・デラックスやさんまあたりか。ジャンルを狭めて演歌界なら、北島三郎。御意見番と呼ぶよりは、“大御所”かも。
御意見番のポイントは、豊かな経験と知識を持っているとなっている。決して今時のクレーマーではなく、政界であれば、国民が納得、野球界であれば、野球バカではなく社会人として否のある行動をとっていないかどうか。
誰もが、自分が今ピント外れなことを犯しているとは思っていないだろうが、あの吉田松陰は当時、すでにそのような方々を見抜いている。「人の患(うれい)は罪を犯して罪を知らざるにあり」と。古典の「講孟箚記(こうもうさっき)」から引用済。
ご意見番になれるほどの、豊かな経験と知識と知恵を蓄えて日々努力を積むか、ご意見されないように、人徳を高め、常に磨き続けれられるか。
どちらにしても長期的、大局的、多面的・・・こんな視点は、師事に就くか或いは古人(いにしえびと)から学ぶほかなし。