読者の欄

先生と教師はイコールではない

さして難関でもない大学に落ちた。捨て鉢になっていた僕に、高校の英語の先生が言った。「まっすぐな君が好きだ。定期的にご飯でも食べよう」。心に激しく響いた。人は周りに助けられている。言葉では知っていたけれど、浪人になることが決まって初めて実感した。先生について二つわかったこと。一つは、先生と教師はイコールではないことだ。「教師」は学問を教える。「先生」は悩んでいる生徒に寄り添い、先に生まれた人生の先輩として、自分の経験をもとに諭す人だ。二つ目は、先生は生徒以上に失敗をたくさんしている。だから、生徒に共感や同情ができるのだ。
「僕が浪人するということは、すばらしい先生になるための第一歩だからしかたのないことかな」なんて言うと、母親から「失敗を正当化するな」と怒られるだろうな。


高校3年生の文才豊かな鋭い視点。
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by kiwatinker | 2017-03-13 05:00 | 一粒百行
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紀和ティンカーベルズ


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