末娘の通う高校女子バレーボール現役選手が、アキレス腱を断裂。手術し、現在リハビリ中。教科書的には、アキレス腱の断裂の好発は20代後半から30代の女性となっている。よって10代の選手が断裂するのは非常に稀。よくよく話を聞いてみると、大学受験勉強のためしばらく練習を休んでおり、その上、学校の定期テストも重なり、久しぶりの練習に復帰した途端の負傷。
手術の後の病院で行うメディカルリハビリ、体育館で行うアスレチックリハビリ、そして元の体力に戻すトレーニングは全て世界標準、いわゆる“スタンダード”が存在。王道を歩みながら、選手ひとりずつのおかれた競技レベルや環境・時期などを配慮しながら、さじ加減やスペシャルテクニックも時には必要。特に日本人はモノづくりの工夫やサービスの細やかさは得意。と同時に、その“スペシャル”や“隠し技”を求めたがるのも日本人。「勉強します!」「頑張ります!」は受験シーズンによく聞く会話だが、”枝葉末節”の前に幹を太くしたいところ。
先の女子高生。まずは正常な関節可動域に戻すのがリハビリのい・ろ・はの「い」。