へたな説法、意訳的な例え話よりスーッと心に浸み込む話し方や文章も、必要なセンスと思わせる。下記は中学生の新聞投稿。
「またな」と言えたら友だち
(大阪府 15歳)
小学生の頃に読んだマンガの中で、「友」という字を「ナ」と「又」に分けて、つないで「またな」という言葉にしていたのが今でも忘れられません。
この言葉の意味を自分なりに解釈したところ、また明日も会おうという約束ができる人、それが「友」なんだろうと考えました。
特に親しくない人や、苦手で会いたくない人には「またな」なんで言わないでしょう。ですが、そんな人たちと打ち解けたときは「また明日も遊ぼうな」と言いたくなります。その時、初めてその人と「友」になった気がするはずです。
僕はこの言葉を今でも意識しているので、「友」だと思っている人に「またな」と言われるとうれしくなります。もちろん僕も返します。「うん、またな」と。