教育関係者にとっては厳しい判決。近い将来、大地震が予想される和歌山県でも、海岸沿いの小学校にとっては対岸の火事ではない問題。周囲を山に囲まれている我が街でも、集中豪雨による山津波などの問題も含まれるにちがいなし。
どんな業界でも前例となる判決が出た場合、それに伴い今までの業界慣習が、がらりと変わることはしばしば。
スポーツ、文化的な活動も含めて、小学生を対象とした事業に対して大人がお膳立てを行った場合は、現場における管理責任は問われる。例え準備中であっても、現場責任者が、のこのこ最後に顔を出すようでは問題外。サッカーのゴールを移動中に起こったケガ、公共施設の中で楽器運搬中に窓ガラスに当たり、破損させてしまったり、準備中にふざけ合って頭をぶつけて脳震盪など。リスクマネジメントが出来るか否かに。確かに現場の意欲が削がれるか、それとも覚悟を決めて事に当たるか、意見の割れるところだろうが、判決が出てしまった以上、後者の心意気を持たねばならぬのが時代の方向性。