年末の大阪のスポーツの風物詩のひとつになっている「全国都道府県対抗中学大会」”JOCカップ”とも呼ばれる大きな大会。この大会に限り今年より「リベロ」守備専門の制度が廃止することに決まり、報道並びに通知がなされている。
本来は高身長の大型選手発掘の為に始まったと伝え聞くが、最近はまさに”都道府県対抗戦”となり勝敗に一喜一憂。まして中学の高身長選手は、すでに別のシステムで合同練習が行われており、全国からの情報が網羅されているように思われるが。
大会運営面からみると主催は(公財)日本バレーボール協会。されど代表チームのスタッフには中体連関係者。日本バレーボール協会は将来、特に東京2020オリパラを睨んだ動きとも思えるが、チーム編成時には、背の低い選手にも”教育的配慮”のカードが切られそう。この際、大会名の「都道府県対抗中学大会」から思い切って変更し、本来の目的に戻った選考システムとして行うか、あくまで都道府県№1決定戦として残すか。少子化、バレーボール競技人口、多方面から考えねばならない過度期に。