幼児がひとりで立ち上がりを始める頃は何とも愛くるしいもの。「這えば立て 立てば歩めの親心」まさにその通りだと。いかし昨今、歩き始めると親心は知的・知能に興味が変わり、早期教育へ。最新の脳科学では体を動かすことで前頭葉が良く発達し。いわゆる”頭の良い子”に成長しやすいと。立ち始めの幼児は先ず始めに重力に対抗し前後のバランスを保とうとぎこちなく。バランスが大きく崩れた時はドスンとしりもち。その仕草も何とも言えないかわいさ。その後の運動経験の少なさからスポーツに必要な前後バランスが発達せずに腰部、大腿前面、下腿後面に筋緊張を伴い腰椎分離症・オスグッド・シュテッテル病・踵骨骨端炎が現れやすい。
下の写真は直径60ミリほどのパイプの上に乗って忘れかけている前後のバランス感覚を想い起こす、身体を動かす以前の準備の準備。
目先の変化はなくとも5年、10年後には必ず変化。