家内がライフワークのひとつとして取り組んでいるのが狂言。今年も年中で最大の舞台が昨日開催。その言い回しは、現在の言葉ではないのでわかりずらくもあるが、じっくり聞き込んでいるとなかなか興味深い。そして何より舞台所作は、本当にゆっくり動く。歩き姿も、お辞儀の動きも、喜怒哀楽を表す動き全てが。現代スポーツでにはない、何より優先されるスピード感とは対極。だからこそゆっくりとした狂言の動きには正確な丁寧さが求められ、家内も人知れず自宅で密かに稽古の日々。ごまかしの効かない、正確、ゆっくり、丁寧さが狂言の動きの特徴。そんな視点で見ていればスピードが必要とするスポーツにも、多くの発見が。