塾頭から配信されるライン研修は内緒の(笑)情報源ではなく、研究会メンバー全員に情報共有する為に役立つもの。指導者はもちろん、保護者や選手にも転送され全員の足並み、ベクトルが揃っていく。
8月4日付の「危険なスパイク」もその最たるもののひとつ。キーワードとして運動と連鎖・筋肉の話・ジャンプと筋メカニズム・助走と腕の振りの関係・肘の使い方・慣性力を使う・切り返し・0.2秒の壁・高さの三打点・遠近横の三打点と列記された。これらの項目全てを「説明できる力」が実際身についているかどうか、これらのキーワード、過去のバレー塾や自然体公認講師養成講習会でも何度も取り上げられている。その場ではなるほどとうなずいてはいても、実際の練習の中で選手達に全て伝わっているかは全くもって自身なし。特に後半のキーワード、0.2秒の壁・高さの三打点・遠近横の三打点など、選手のスキルアップの為には欠かせないものばかりだが、コートの中で説明されていることなど稀有。
どんな形でも強打のボールが上がればレシーブはOK。たまたま決まったスパイクがおめでたい程度では。
「わかったつもり」と「本当に理解している」のは別ものと、塾頭もおっしゃる。そして選手にどれだけ正確に説明し、伝えられるかも指導者の実力に。