塾頭が進化している・・・何て言う言葉は今さら陳腐。本格的にバレーの経験がある者でさえ、スパイクやレシーブの技術指導をあれだけ深く、広く教示される指導者は皆無と思われる。仮に技術理論に長けておられても、それを小さな子どもから中高生にどう伝えるかはまた別の次元。最新端末機を用いてビジュアルに訴える動画は10代の選手にとっては今は不可欠。その上、若い選手達の心理面や、内面を深く洞察され相手にどのように伝わるかを常に考えておられると。
指導者にとっても単なる義務研修のような技術伝達研修会のような姿勢でのぞみ、それをまた子ども達に伝えるレベルではいつまでたっても目の前の子ども達に幸せは訪れないにちがいない。目に見える技術は誰もが学びやすいが、目には見えない言葉がけ、間合い切り換えなどなど、まだまだ学習の余地は大いにあり。論語に「学びて時に之を習う。亦説ばしからずや」とある。”学”は頭から吸収する学問。”習う”は身体で実施すること・その真実を本当に知った時、表現のしようのない喜びであると2500年前より。
40回を迎える「自然体バレー塾 In 橋本」
ちょっと知った、だいたい分かった、ええとこ取り、そんな参加型なら決して塾頭の足元にも及ばないはず。
ようやく「学習」の意味と自然体の全てを含めた”怖さ”が分かり始めた。