末娘が高校受験を控えてラストスパート?!とは言っても、自家学習はほとんどなく、もっぱら最寄りの学習塾へ学校帰りに寄る。時折、居間で学習塾のテキストを解いているところを覗き見してみ、「それ間違ってるやん?!」とつっこむと、「ええねん!間違ってて」と答える。どうやら学習塾の講師たちは受験ラストスパートのこの時期、どんどん問題を解いて「いっぱい間違いなさい!そしてその正解を教科書やテキストから探しなさい!」と指導するとのこと。
゛先に失敗してあとから修正(正解を探す)”、何やらバレー塾にも相通ずる考え方。どうも昭和の時代、まずは教科書をできるだけ丸暗記して模試に臨むを繰り返す方法。一定の成績をとれてもそこからの上積み加点が伸びにくかったことを思い出した。学習塾では逆転の発想?はオーバーかもしれないが、確かに失敗を重ねることで弱点克服につながりやすい。
ついつい大人はプライドやメンツで真面目かもしれない勉強を行い、そこそこの及第点をとれる程度になって発表することが多く、子供や10代の学生のようではなく失敗を恐れがち。安全安定路線から、失敗してもそれが身につく『考え方』を娘から教わった。