なかなかマニアックな骨の名前だが、どこに存在するかご存知だろうか。足の甲の外側、足首の少し下に位置する骨。当然、左右に1個ずつ存在するが、注目度は低い。しかしながら最近のマラソンブームを反映してか、“立方骨症候群”と呼ばれる、機能不全からの痛みや違和感が多くなってきていると医学界からの報告。足関節の内がえしねんざの40%には、この立方骨が関与されているとの文献もあり、なかなか痛みの取れない足首周辺の痛みには、一度疑ってよいかも。
足首のテーピングの際にも、この立方骨を上手くテープ固定を行うことで、ランニングやジャンプ時の痛みを緩和できることは、テーピングの経験上知っている方も多いはず。
バレーボールも足首周辺の問題は後を絶たず。立方骨、今後は少し気に留めておくべき骨かも。