昨日はNHK朝の7時台のニュース、そして夜のクローズアップ現代で取り上げられていた10代の女子スポーツ選手の「無月経」。
陸上、新体操、体操そしてバレーボールの4つの競技で、大学の上位チーム62校にアンケート調査を行い、39校417人からの回答。それによると、中学や高校の10代の時に3ヶ月以上に渡り生理が止まる「無月経」を経験したことが「ある」と答えた選手は、なんと45%以上にのぼる。さらに無月経を経験した選手のうち、その後に疲労骨折をしたのは34%。アンケートの回答者の60人超が疲労骨折に陥っている。回答していない大学の数を考えれば、この数字はもっと跳ね上がることに。
一昔前なら勝利のために心身を削っても・・・が賞賛された時代もあっただろうが、今は全く違う。“レジェンド”と称される先のソチ冬季五輪の葛西紀明選手などは、科学的なトレーニングを色々取り入れ、選手寿命をどんどん延ばし、41歳の今年、活躍されたことは記憶に新しいところ。
女性の場合、体脂肪率14%を下回ると、生理に異常が現れだすとも言われる。過度な減量、間違ったダイエット方法がこのような結果に繋がっていくものと、体重、体脂肪、そして食事療法、この辺りのバランス関係を指導者はもっと知るべきかも。