交流大会など、開会式前に全チームが自由に練習する時間帯。じっくり見ているとなかなか楽しい。
二列に並んで「イーチ!ニー!イチ!ニ!サン!シー!」と掛け声をかけてのランニングやら、円になって「イチ、ニ、サン、シー」「ニー、ニ、サン、シー」とテンポの良いリズムの掛け声ながら、視線はよそ見ばかりの選手達。第1試合に行う選手も第4試合の選手もほぼ同じような内容だから興味が尽きない。
そんな時、脳を目覚めさせるのに有効なのが、シナプソロジー。脳の中の神経細胞、シナプスから考えだされた造語。目から入ってきた情報に対して、脳神経を混乱させ、手足の運動すなわち簡単なパフォーマンスを行う。上手くすることが目的ではなく、いかに脳神経を混乱させて「ドキッ!」「およよ!」「あらら」とおもった気持ちがたくさん現れるか。当然、手足の動きは慌てて間違うパフォーマンスもしばしば。実は間違っている時こそ、脳神経の伝達物質がたくさん放出されている。シナプソロジーで笑顔が現れ、リラックスし、脳の緊張もほぐれれば筋肉も緩みはじめ、また専門的なウォーミングアップにもつながりやすい。
高齢者の介護予防にも効果が高く、老若男女幅広く、新時代のウォーミングアップへ可能性大。