反復しない反復練習のひとつが、「~しながら~する」そしてメルクマール。メルクマールとは簡単にいえば、動作を見る時の「目の付けどころ」
このメルクマークの研究が盛んな国がドイツ。その中でも体操競技は先進的。身近なところで逆上がり。どんなタイミングで体のどの筋肉に力を入れ、脚の向きはどちらか。バク転も一緒。やみくもな反復練習ではなく、動作を組み立てる言葉の体系化が充実。
そして次にリズム。幼児たちがTVの前で、幼児向け番組のダンスに夢中になり知らぬ間に踊れるようになっており、驚いた親も少なくないはず。リズムのしっかりした動作に、知らず知らずのうちに自分も引き込まれてしまう。生物学で研究されている「引き込み現象」がそれ。リズムは筋肉の緊張と弛緩との交替から起きるため、この間にできる差が情報を生む。見ていて気持ちの良い動作は、メリハリのはっきりとしたリズムを持っているがこれが情報の源。すなわち上達。
そしてリラックス。野球、サッカー、陸上、水泳など多くのアスリート達は、試合やレース前のリラックスを強調し、その仕草から余分な力をを抜くことに気を使っている事が伝わってくるが、なぜだかバレーボーラーは、力強さが評価の基準?