センバツ高校野球も中盤に差し掛かった。大会前のチーム紹介の新聞記事や、1回戦で敗退し甲子園を去っていく学校の夏に向かっての取り組みなどに目を通していると、監督だけではなく、OBや専門家の協力について取り上げられていることが多い。
筋力向上、コンディショニングについての専門家に始まり、食事についての管理栄養士さんのアドバイス、果ては野球部OBのドクターによるメディカルチェックに、理学療法士のリハビリに至るまで、各専門家がチームとなって部員を指導しているスタイルが全国レベルではもはや定着している感。監督ひとりが何から何まで勉強しても限界がある。それよりも専門家やOBに、ある部分はお任せし、情報を取りまとめ共有し、進むべく方向を示す能力こそ問われているのかも。
昨日からプロ野球も開幕。一軍・二軍はもちろん、打撃・投手とそれぞれのコーチ制をしき、それ以外の専門家とタッグを組む球団こそ、長いシーズンを乗り切り、優勝に近付くための条件のひとつ。もはや小・中と言えども、ひとり完結型の指導でない方向は間違いなし。