「トップレベル教室」では後半、中学生選手のみとなり、動きづくりから技術指導を受ける機会が増大。
先々週ぐらいから、左右のサイドライン付近のレシーブにおける脚の使い方の指導も加わる。従来からよく言われる、サイドラインに近い側の脚を前方に出し、からだ全体を一枚の板のようにとらえ、打ち込まれてくるボールの入射角と反射角の理屈によって、セッターへの返球を目指そうとする技術。塾頭はそれよりも「胸椎をうまく使った方が良い」と語って下さる。
胸椎の復習を少しばかり。背骨・・・頸椎7コの下に位置し、12椎ある。左右の回旋可動域がそれぞれ35度動くと言われており、左右に70度動くことに。これはあくまで胸椎のみの可動域だから、股関節可動域とリンクするとそれ以上の可動域となる。
よって話を元に戻せば、サイドライン付近のレシーブは、サイドラインとは反対側の足のつま先と、セッター方向に向け(もちろん膝の屈伸も全て使い)、股関節・胸椎の回旋を上手く利用し、ボールに対して胸椎をもって正面と捉えるべきかと。決して一枚板でボールを反射させるのではなく、からだの捻じり、すなわち胸椎の動きを上手く使ってのレシーブが、上手く理にかなっている。