スポーツにケガはつきものではなく、予防できることも多分にあり。競技団体として取り組もうと動き出している。このような取り組みに手早く動き始めるのが、やはりサッカー協会。そして日本バスケット協会と続く。特に小中高のジュニア世代を中心に外傷予防プログラムを導入している。練習前のウォーミングアップとして取り入れられ、単にケガの予防だけにとどまらず、ダッシュが速くなる、ジャンプが改善するなどのトレーニング要素も入っているとのこと。
ようやく競技団体の社会的責任として強く求められる時代になってきた。バレー界の腰は重いようだが、自然体バレーではすでに「四股トレ11種」などはまさに“外傷予防プログラム”であり、“パフォーマンス向上トレーニング”を狙うオリジナルな発想をどこよりも先に取り組み、選手達は日常的に取り入れている。
こんな話題にタイミングよく、昨日の新聞では2013年より「座高」の健診が省略されるそうだ。その分、今後は小中学生のスポーツ選手を中心に、オーバーユースの痛みをいち早く見つけ出すために、スポーツ障害検診が学校で行われる模様。
もし小学3年生ぐらいから中学3生に至るまで、ある特定のスポーツのチームに所属している児童・生徒が次から次へと検診でチェックされれば、指導者の責任も当然問われる・・・。時代が動き出すと、案外流れは加速し始める。