先日、木曜日、近畿地方にまとまった雨が降った。ニュースによると、昨年の12月上旬から約40日ぶりに1ミリを超す降水量らしい。乾燥注意報も今年に入り連続で、火の扱いなどに注意を呼び掛けている。
スポーツと乾燥になると直接結びつきにくいが、なかなかどうして乾燥期の水分補給としても最近は注目を集める。寒い時期とはいえ、激しくからだを動かし、スポーツを長時間行うと汗腺は当然開く。夏のように流れる汗はかかなくとも、発汗は行われるわけで、しかも空気が乾燥しているがため、すぐに蒸発していく。激しく呼吸をすることで口腔内も渇き、風邪のウイルスも侵入しやすくなる。それでなくとも10代は新陳代謝も旺盛なため、大人よりもずっとノドの渇きを覚えやすい。
見た目の汗がなくとも、また寒いから汗はかかないといった間違った常識のような先入観が、病気やアクシデントにつながっていく。
冬の水分補給。決してあなどることなく、体内の動的均衡のバランスをしっかり保ちたい。
来週はこの冬一番の寒気が南下してきそう。くれぐれもご注意を。