過去の強化練習でもそうだった。進行形の「トップレベル教室」でも同じ。
あるドリル、選手達に行わせるが、静観している塾頭が突然、ひとつ前のやさしいドリルに簡単に戻す。よく聞く指導者の敗戦の弁「昨日あの練習もやったんですけどねぇ~」そんな一夜漬けや付け焼刃で上手くなるほど甘くない。出来ないドリルを単調に行っていても成長せず、スパッとやめる。出来るドリルに戻り、しっかり繰り返す。脳神経を始めとする筋肉や末梢神経に刺激を与え、再び挑戦。そこに変化が現れる。
昇りかけた足を、一歩かけた階段で無理に昇らず降りるように、流していては見逃してしまいそうなドリルの順番だが、アンテナを張って見落としてはならぬホントにわずかな差。今夜もそんな光景が見られるか、見逃さず凝視したい。