この秋、デンマークで脂肪税法案が成立。飽和脂肪酸が2~3%以上含まれる食品全てに・・・例えば、バター、チーズ、牛乳、肉、食用油、それらを使用したお菓子などの加工食品などなど、全てに課税されるそうな。なぜそのような措置がとられたかといえば、デンマークも例外ではなく生活習慣病で頭を痛めている政府が、もうこれ以上国民のコレステロール値を上昇させ、心臓疾患や高脂血症を引き起こしてはならないと、賛否両論渦巻く中決断した。
ただし、ここでのポイントは、飽和脂肪酸が含まれる食品であるということ。飽和脂肪酸とは、常温で固体化してしまう脂。白く固体化している脂を摂り続けると、生活習慣病への最短コースをたどってしまうというわけ。酪農国のデンマークでは、この飽和脂肪酸の食品が主食となるから、悩みは日本以上かも。
飽和脂肪酸ではない脂は当然あり、不飽和脂肪酸と呼ばれ、体の中をサラサラ流れる良い脂。青魚のサンマ、イワシ、サバなどに多く含まれる。しかしこの青魚、今時のお母さんならなかなか家庭でさばくこともできずに、食卓に上る機会が減っているのも事実。
育ち盛りのスポーツ選手を持つ親としても、ここはひと工夫凝らしたい。とにかく腹いっぱいでは、体格は大きくてもケガに弱く、いつも体調を崩しがちに・・・。
食習慣も小さい頃から正しく・・・さもなければ脂肪税、日本にも導入される日が近くなっては困りもの。