先週の「トップレベル教室」で塾頭から少し論語について語られた。
中国の春秋時代の学者・教育者であった孔子の言行や弟子たちとの問答を記録した書物で、今から2400年も前の作品。“古典の中の古典”とも呼ばれ、誰彼の心にも響く内容が詰まっている。特に今、日本各地で「論語塾」や「柔読塾」と呼ばれ、論語を漢文のまま読んだり、日本語に置き換えて繰り返し読むことが盛んにおこなわれているそうな。
小学生にとって、意味はまだよく分からなくとも、繰り返し読んでいくうちにじっくり何かの拍子に思い出されるようになってくる。
さっそく一文を・・・。
子曰わく(しのたまわく)「辞は達するのみ」
孔子先生がおっしゃった「言葉というものは、相手にその意味を充分に伝えるようにすることこそが大切なのだ」
論語を学ぶことで、普段の生き方や人間の礎になることの気づきがそこに詰まっている。
子供用の論語の本。肩肘張らずとも、大人も読める入門書。