四股の動きを元にし、ボールを使った数多くのドリルを週末に復習。四股の重要さはもう何度も繰り返し示してきたが、ボールを使わずトレーニングとしてのドリルは何とかこなせても、ボールを使いだすとちと勝手は違う。
特に床スレスレの低いところでボールをキャッチすることは、落下してくるボールに対して、キャッチするための両腕がボールと同じようにシンクロして、四股を踏みながら下げる動きと合わせるとなると難度が高い。ついつい胸の高さぐらいでキャッチし、その勢いでボールを下げるような代償運動があちらこちらの選手で見受けられる。指導者もついつい見逃してしまう動きだが、せっかく四股とボールを使い、実践のためのレシーブにつなげるリンクした動きでありながら、精度が低くなっては残念。
四股の基本動作でもある、肩幅より足を広めに開き、つま先を30度外方に向け、膝の内側が前方を向くぐらいに股関節を外転外旋し、なおかつ股関節・膝関節が同時に90度近く屈曲し、床スレスレの低いところでボールをキャッチすることができる。
もし将来、バレーボールと違った種目のスポーツを行うにしても、十二分に有効利用できる特技になること間違いなし。
週末の土曜日、TVで見た女子バレー韓国戦。チャンスボールに対し、中途半端な股関節屈曲でワンパターンなセッターへの返球は気になった。