平成22年度の近畿2府4県のチーム数は、大阪が男子26・女子88、兵庫が男子32・女子279、京都が男子24・女子139、滋賀が男子13・女子129、奈良が男子4・女子43、和歌山が男子8・女子79となっている。新年度になり、若干減少していると思われるので、あくまで参考に。
意外だったのは大阪。22年度の大阪府内の女子児童数が240,264人のうちたった88チームで、1,257名しかバレーボールを行っていない。都市による他の種目の選択肢が多いのも一因だろうが・・・。
一方、兵庫県の女子279チームは全国最多で、3,271名が加盟しており、人口比率で見ると大阪の比ではなくなってくる。バレーボールの盛んな地域であることが、数字上も読める。ただしその後、各中学・高校の活躍を省みると、兵庫生まれ、特に阪神エリアの選手が大阪市内に移動していることも容易に考えられる。
高校バレー先進地の九州。こちらの数字に目をやると、福岡218、長崎216をあわせて430チームを超す。特に長崎県内の女子児童数39,699人で216チームだから、その底辺の広さが中学・高校の結果にもつながるものうなずける。ちなみに奈良県の児童数が38,406人とほぼ長崎並み。それでチーム数が43なのだから、普及度の違いは火を見るより明らか。熊本、大分、宮崎、鹿児島、そして沖縄まで入れて全て3ケタのチーム数。裾野の広さにびっくり。
今回、震災の被害の大きい東北・関東の宮城、福島、茨城、栃木も全て3ケタのチーム数を誇っている。バレーボールの盛んな地域ゆえ、練習場所の確保は大丈夫だろうか。
ちなみに男子は東京、神奈川、長野が40前後のチーム数。そして福岡と長崎の2県で100を超している。そのまま高校男子の勢力図か。