試合の結果。強烈なスパイクが決まった結果、とにかくセッターに返球されたレシーブの結果。誰もが目にしやすい結果は非常に分かりやすい。ただし、そこに至るまでの事実が、非常に無茶苦茶であっても、結果で評価されることもしばしば。事実が非常に正確に行われていても、スポーツの場合、結果が必ずしも伴うとは言い切れないことも数多くある。
選手達が一所懸命スイングであり、ステップを行い、事実を繰り返そうとしている姿を、塾頭は決して見逃さず評価下さる。むしろ間違った動きで力む頑張りに警笛を鳴らされる。
「試合をすることは間違った動きで頑張る。」「試合することは頑張る。無理をしてしまう。」「何が無理か。関節に負担がかかる。」と語られる。
逆に小学生はからだに力がないから、スムーズな動きを覚えやすい。だから色々なことを軟らかくどんどん吸収していく。そして小学生はそんなに「強くなれなくてもいい。しかし上手くはなれる。」と締めくくられる。
いつ頃、結果が見られるか。5年先には全く違った異質のプレーとなって見られる選手が、あちらこちらで現れているではないか。