「声を出して!」はバレーボールの定番。されど「トップレベル教室」はもちろん自然体バレー塾でも、塾頭からそんな言葉は一切聞かれない。むしろ声を出さなくても良い理由をきっちり説いて下さる。“声を出さずに”“ミスをしないように”“相手が取りやすいように”“セッターが受け取りやすいように”・・・今考えてほしいと。声を出すことで、もっとも大事なことが忘れられてしまう。
そしてトレーニング系のドリルの時は「ちょっとしんどい時は声を出して元気を出す」と、声を出さなければならない環境を作って、気づかせてもらえる。「いつ声がいるのと考えるの!」「こういうことを考える選手は伸びる」声を出すことによる良い点もきちんと説明される。
バレー界の常識が、実は考えない選手を生み出している弊害にもつながっていることを危惧されている。あらゆる競技に通じる、体育会系が忘れてきたことを常に気づかせてくれるような機会を設けて下さる。
練習ドリルの間にトレーニング系のドリルがさっと入る。切り換えの妙。
「引き算レシーブ」のお手本は見事!4年生だ!