バレー塾では結構二人練習が多い。そうではない練習では、アップ的要素の多いパス、アンダー、そして対人練習ぐらいが関の山。この2日間でも、きっちり数えていたわけでもないが(数えるにはきっと数えるためだけのスタッフが要る!)、5コや10コではない。50コ?60コ?いやドリルの数70は超える勢い。
ネットがあってもなくても、ワンバウンドでもノーバウンドでも、パスであってもキャッチでも。段階的にできる。だから今回も小学1年生から高校生までが同じドリルの中で、それぞれの組が難易度を変えて取り組める。勝手な指導者の思い込みで、小学生は無理で高校生限定、そんなドリル練習はほとんどない。
今回も小1の女の子が中高生にも負けないようなエッジを効かせた足の運び、脱力された腕からのあめ玉落としは拍手喝采を受けた。
小1の女の子。見事なレシーブ。
全員セッターと称してのパス練習は、オリンピック選手でさえ行っていない。“ボールと一緒に落下してくるジャンプトス”のドリルまで加わった。そんな難度の高い技術でさえも、小1から高校生まで一緒。
そして作用反作用を利用した“第三のパス”。物理の理論を理解し応用しながらも、二人練習で楽しめる。小学5年生ぐらいにもなると、中高生顔負けのレフトへの平行、ライトへのワイドとボールを操りだしてきた!
自然体バレーでは「限界」、そんな二文字は登場しない。
滋賀県S中の選手と妖精のコラボ。見てくれ、しなやかな腸腰筋、指先、ケガをしないプレーはまさに美しいプレーなのだ!