以前にも紹介した「フローターサーブ」の小冊子が大人気。自然体研究会の会員のみに特別増刷。
「フロおけ理論」による、骨盤の動きを見つけるきっかけになったエピソードもお伝えした。「フローターサーブ」の技術ファイル22。“体幹面で打て”の項目。自分なりに掘り下げて、もう一度考察。
骨盤を土台にし、脊柱軸で回旋するのが“スピン”とすれば、左股関節を軸(右利きの場合)とすれば“ターン”の動きと考える。慣性モーメントから考えると、当然脊柱軸のスピンの方が、回旋半径が小さくなるため速度は速い。ただ実際の動きはどうも股関節を中心に“ターン”しているように見えてしまうが・・・。
ご心配なかれ!自然な人体の動きの中には、どうやら生まれながらに備わっている、骨盤のずれる動きがあるようなのだ。自然体ドリルのモーションバランスやD2ダンスなどを行うことで、うまく骨盤が左側にずれ、脊柱軸が回旋し、“スピン”ができてくるようになる。
『ずれる』この言葉のニュアンスがなかなか文章でお伝えすることが難しくてはがゆいところだが、昔懐かしい“モンローウォーク”を思い出してほしい。あの腰からヒップラインの悩ましい動きこそ、骨盤のずれるヒントが詰まっている。