小3でスポーツを始めたとすると4年間、中学3年、高校3年で、ちょうど10年。このぐらいが平均的な競技人生か。その後は生涯スポーツに関わったり、あるいは大学運動部から一部のプロレベルに到達といったところだろう。入部時から一人の指導者に生涯にわたって指導を受けることなど、ほとんど稀。
では一貫指導とは、各年代で厳しく激しく練習し続けることか?それでも頂点を極め続けることなど、ほとんど不可能では。ならば、各世代で伸びしろの多い練習を重点的に行い、各世代の指導者が共通認識を持って、その選手の可能性を最大限に伸ばしてあげ、花を咲かせ、実をつけてあげることではなかろうか。
ちょっと世界に目を向ければ、スポーツ先進国ではシングルエイジ、ローティーン、ミドルティーン、そしてハイティーンそれぞれの練習風景がある。プロの練習の真似のようなことを小学生から行っている国などほとんどないだろう。世界標準、スポーツ界の育成グローバルスタンダードを勉強せねば。
各年代で花を咲かせたい?選手より大人の願望が多勢を占める。