食材を揃える ― 地域の子供達に集まってもらえる工夫をすることかな。
下ごしらえをする ― そんな子供達、学生達にバレーボールを知ってもらい、慣れ親しんで興味を持ってもらうことかな。
お湯をわかし、出汁をとる ― 指導者側もしっかり予習し、指導ベースを作り、準備しておきたいところ。
具材を煮たり、炊いたり ― 時には火力も加減し、強弱つけながら。だいたいのベース味、すなわち基本の動きを覚えさせながら、2人練習、3人練習と人数を増やし、隠し味も加、そう視覚・聴覚・皮膚感覚に刺激を与えつつ・・・。時には落とし蓋で待つことも必要か。
最後はもりつけ ― 6人練習へと突入。調理人(指導者)が言葉も態度もブツ切れしていては、せっかくの見栄えも台無し。ここは流れを重視しながらも、主役・脇役とバランスを計りながら、飾り付けにもひと工夫かな。
世界遺産、国宝の近くの宿舎に、山間にある小さな温泉と、二晩美味しく頂いた夕食は、きっと料理人が腕を振るった品々。そんなお椀やお皿に込められた作品へのプロセスは、どこかバレーボールが上達していく道程と共通しているかも。
名指導者は段取り、手際のよさ、順序だて、想像力で、きっと料理も味わい深い一品ができそうと、連想させてくれる週末だった。