橋本でのバレー塾で“もしかめ”の音楽に合わせてつくり出された「レシーブバージョン」すっかり大津、寝屋川でも個人技を磨くためのドリルとして広まってきた。
基本の身体の動きがすり込まれれば、次は二人そして三人へと“約束ごと”の動きへとつながり、最後は6人のバレーの動きづくりとして激しくスピードを求める練習に発展していく。塾頭の講義のフレーズを使わせて頂くとすれば、指導者は「バレーボールを教える」ことになるし、選手達は「バレーボールを教わった」ことになる。
たぶんサーキット方法による練習メニューとしては今までにない画期的なもの。
個人技としては、腰から動き出す足のエッジを使った粘りあるレシーブを懇切丁寧に指導しても良いだろうが、2人3人そして6人とチームプレーになるにしたがい細かい技術には目をつぶり、ダイナミックな動きの中の約束ごとをしっかり身につける段階になる。
川の流れのように、指導者の気持ちばかりが熱くなり川の流れを止めることなく淡々とした流れの中にも、指導者としてのポイントもしっかり押さえる必要が大切。
この辺りの詳細は、ライブのバレー塾ならでは。塾頭が指導者の技能を見計らってさじ加減の塩梅さ。
サーキット練習中、やはり大切になるのが言葉がけ。ついつい指導者も習いたての技術論をしゃべりたくなるのは人の常だろうが、A10神経群が喜びそうな言葉を選んでほしいもの。
高校総体は間もなく終了するが、次は全中と小学全国大会が開催。小学生の頂点目指して、もちろん連勝しようなんて色気はこれっぽちもないが、個人技から2人3人そして6人へとつながる連続動きはつなげてあげたい。