この数字、もちろん自然体バレーに関する数字なのだが、即答できる方はまずいないのでは。
練習ドリルシリーズ第1巻から第4巻までの、練習ドリルの総数。D2ダンスやスパダン、そして基シリーズのドリルが含まれていないのだから、テキストになっているだけでもすごい数になる。
小学校低学年のバレー入門者から、高校・大学以上の実戦練習に及ぶまで、改めて至れり尽くせりの内容に驚く。1週間で全ドリルをこなそうとしても、1日80種類以上のドリルを行わなければならないわけだから、練習メニューのワンパターンなど起こるはずがない。もちろん小学生にとってはハイレベルな実戦形式もあるが、その動きの練習を取り入れることで、将来邪魔になるはずがない。試合で起こりうるシチュエーションの中で、ドリルのような反復練習を繰り返せば、大部分の問題がきっと解決される。
当然、ドリル以外の身体のメカニズムや第5巻の指導者の“心の教育”をバックボーンとして、日々研鑽しての話であることは言うまでもない。
一度読んでしまって価値が下がるのは、週刊誌のマンガや月刊誌の雑誌だろう。座右の書、愛読書こそ、読み側の心境に照らされて、何度もたくさんの気付きを与えてくれる。