母の日と言えば“カーネーション”が定番だったが、最近は商魂たくましく、様々なプレゼントが用意されている。昨日の広告も、これでもかと言わんばかりのプレゼントの数々。品物に限らず、食べ物や小旅行のチケットまで、至れり尽くせり。
子供達が幼稚園に通っていた頃、手作りの“お手伝い券”や“おそうじ券”、“肩たたき券”、最後は“何でも聞く券”まであった。あの頃が微笑ましく懐かしい。
最近は小学、中学、高校に成長したため、すっかり「儀式化」してしまった感ではあるが、そんな3人の子供達のために朝早くから弁当を作り、送迎をし、休日前夜には深夜に及ぶまで洗濯を済ませ、試合の準備を整え、応援に駆けつける家内がいる。
そんな労を労うような嬉しい出来事。小さなプレゼントが母の日に。ほんのささやかで、そして一瞬。
そして今朝はいつものように、何もなかったように、家事にいそしんでいる姿だった。