「継続は力なり」 「チリも積もれば山となる」 「微差大差」
これらのことわざは、コツコツと小さな努力を毎日行うことで、大きな成果となって現れる例えとしてよく使われる。では、努力する者と努力しない者の「差」はどのくらいの期間で現れるのだろう?
例えば漢方薬。毎日飲み続けること、とりあえず3ヶ月と言われる。なぜ3ヶ月か?血液、特に赤血球が生まれて壊れるまで3ヶ月と言われる。漢方薬の成分が体内で吸収され、血液に溶け込み、からだの隅々にその成分が行き渡るまでが約3ヶ月。その頃、飲み続けたご本人がからだの良い変化を感じ始める頃。
スポーツの場合、地道なトレーニングによる筋力アップや、もちろん技術的なことにおいても、それぞれの専門家が見て変化を確認し始めることができるのが、3ヶ月から半年ぐらいだろうか。一般の人々が見て、選手の大きな変化を感じ取れるのは1年、いやそれ以上の月日がきっと必要になるに違いない。
悪い例として、取り上げられる代表格の“たばこ”。毎日20本吸って、10年も過ぎれば、血液や肺の中にニコチンの痕跡がしっかりと判明すると言われる。
ティンカーベルズは創部7年目を迎える。週に2回の練習で6年経過した。毎日練習したことにして換算すると、ちょうど2年分の練習をした計算になる。創部当時1年生だった小学生が、今春卒業した。自然体バレーを1年中毎日3~4時間、2年間も練習したと考えれば、その身体の動きは誰が見ても他の選手と違うことがわかってくるだろう。ようやくそんな「差」を世間でも理解して下さる方が増えてきている。先の選手が中学・高校の部活動で、毎日自然体バレーに慣れ親しみ続ければ、まさに楽しみが尽きない。
「急がば回れ」先人はこんなことわざも残してくれている。